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うつわの秋2025 Special exhibition「陶の花 〜光は今日もふりそそぐ〜」

花司/flower artist 田中孝幸氏と深川萩作家とのコラボレーション展示 今年の「うつわの秋」は、メイン会場やサテライト会場に加えて、関連イベントもさらに充実しています。特に、10月11日〜13日の3日間で開催さ […]

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うつわの秋2025:「mitsuwa x 橋の上のレストラン」ご予約開始のお知らせ

山口県を代表するガストロノミーレストラン「mitsuwa」が「橋の上のレストラン」に登場 mitsuwa x 橋の上のレストラン 秋の長門湯本温泉では「うつわの秋2025」の特別企画として、山口県を代表するガストロノミー

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交換日誌①

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フィガロジャポンの公式サイトに掲載されました

ファッション、ビューティ、旅、グルメ、カルチャーを発信し、大人の女性に人気のフィガロジャポンの公式サイトにて、うつわの秋や長門湯本温泉の魅力が広く紹介されています。どなたでも無料でご覧いただけますので、ぜひ下記のリンクよ

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うつわの秋2024:特別企画の予約を開始いたしました

今年のうつわの秋も、川床喫茶やギャラリートーク、金継ぎ体験などが充実しています。皆様のご予約をお待ちしております。 川床喫茶 長門湯本温泉の川床を茶室と見立て、作家自らがお抹茶を点てる貴重なひととき。深川萩で味わうお抹茶

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うつわの秋について

萩焼と温泉街の歴史
山口県長門市深川湯本には、約370年の歴史をもつ萩焼の窯元集落「三ノ瀬」があります。萩焼は16世紀末、毛利輝元公が朝鮮陶工を招いたことに始まり、茶道の世界で「一楽・二萩・三唐津」と称されるほど古くから愛されてきました。隣り合う長門湯本温泉も600年の歴史を誇りますが、長い歴史を持ちながらも、萩焼と温泉が一緒に何かをつくり上げる機会は、これまでほとんどありませんでした。

その転機となったのが2016年の温泉街マスタープランです。「文化体験」を温泉街の核に据える構想の中で、深川萩が地域を代表する文化として位置づけられました。旅館と窯元の若い世代が歩み寄り、ギャラリーカフェの運営を通じて対話と信頼を育み始めたのです。

「うつわの秋」のはじまり
2020年、新型コロナ禍で旅館も作家も活動の場を失った時期に、萩焼作家から「温泉街で萩焼を見てもらう機会を」との声が上がりました。これをきっかけに誕生したのが「うつわの秋」です。深川萩の全ての窯元と作家が一堂に会し、温泉街の中心・恩湯休憩室で展示を行うという、歴史上初めての試みでした。

「うつわの秋」は単なる展示会ではありません。旅人はカフェや宿で萩焼に触れ、やがて窯元を訪ねる。地域の人は日常に器を取り入れながら、お気に入りを探す。旅館スタッフも作家から学び、その経験を日々のおもてなしに生かしています。器を通じて、旅人・暮らす人・働く人が交わり、日常と旅が自然に結びつき、この場所ならではの体験が育まれていきます。

未来へつなぐ文化体験

かつて茶道が生活に根付いていた時代、人々は器を通じて文化に親しみました。現代ではその習慣は薄れましたが、代わりに「どんな人が、どんな場所でつくられたものか」に価値を見出す人が増えています。温泉地もまた、画一的な非日常ではなく、その土地ならではの文化体験を求める旅人が増えています。「うつわの秋」は、そうした新しい旅のかたちに応える営みでもあります。

伝統をただ守るのではなく、時代に合わせて表現を創造し続けること。その営みのひとつの姿が「うつわの秋」です。器を手にとり、触れ、使う。その体験が地域の文化を未来へとつなぎ、長門湯本温泉の秋を彩っていきます。